[ 小説「光る砂漠」ー夭折の詩人矢澤宰の生涯ー 三條結核病院、宰の病室 7月のムシムシする木造の病室。宰は寝巻き姿でベットに横になり中原中也の詩集をよみふけっている。そこに吉住先生がゆきを伴って入ってくる。 「宰君、最近、血尿も出てないし病状も…
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