ドキドキ通信

 18日、第45回衆院選挙が告示となった。オイラの住む長岡市は、市町村合併の影響で新潟2区と4区、5区が入り混じった複雑な選挙区だ。オイラは、旧長岡市に在住で選挙区は、5区。小選挙区の立候補者は、選挙前に無所属から野党にくら替えしたアノ超著名な元閣僚の女史。その女史に対立するのは、与党で医師免許を持つ与党の新人候補。選挙は2人の一騎打ちの様相を呈している。残りの2人はマァいってみれば泡沫候補だ。
 オイラの仕事は、役所が行う営業のような仕事。毎日、車を運転して同市内を駆け巡っている。告示から気になったのは、旧長岡市内で157、289票ある地方では大選挙区なのにいまだ1人として街頭演説をしている候補者をお見かけしていない。5区全体で285、566票。旧長岡市はその5割を占めているというのに・・・。
 マァそんな数字のことはどうでもいい。あの、人の悪口をいうことに関しては並外れたオバタリアンの女史の姿も見えない。許せないののは、そのオバタリアンから議席を奪おうとしている与党の候補だ。1日一回、見るのは、背中に「志」と染め抜かれたブルーのTシャツを着た4・5人の自転車に乗った運動員が自転車に幟を立てて道行く人に手を振っている姿だ。恐らくのNHK大河ドラマ天地人の合戦シーンをイメージしているのだろうが、ただ道行く人に手を振ったって投票などしないということを分かってない。オイラのような低所得の人間は「手を振って政治あるいは国が変わるのか」と単純に思ってしまう。百歩譲って、その医師だか与党候補だか分からないが人がその自転車部隊の後から自分の政策をハンドマイクで主張しているなら少しはまともだ。
 女史にも問題がないわけではない。毎回、毎回、街宣といえば人の悪口に終始。政策の「せ」の字もない。閣僚だった当時「外交能力は中学生並」マスコミに酷評された人物。「貧困や格差根絶、雇用確保」をスローガンに訴え元市議。何だか訳の分からぬ党所属の候補者。百花繚乱は春。夏に咲く向日葵もアサガオも秋の訪れとともに心なしか枯れ模様だ。