ながおかドキドキ通信


    前季の覇者、中越コールド発進!
       122回北信越地区高校野球

(6回、2死二塁。9番、小林央の適時中前打で伊藤が本塁に滑り込んで中越が3-2と逆転に成功)
 第122北信越地区高校野球県大会が29日から県内4地区で一斉に開幕。昨秋の覇者、中越は2回戦から登場。1日、見附球場で三条と対戦。終盤、三塁打を含む長短5安打で一挙6点。9-2、8回コールドで三条を退け白星発進した。
 今季、開幕のマウンドを託されたのは2年生左腕、小林涼大。立ち上がりは直球のキレもよく2者連続三振と無難な立ち上がり。三番に右前に転がされ一塁手の失策で走者を出すと「変化球が高めに浮いてしまった」と高校初登板の動揺は隠せず四番に左中間二塁打。さらに三塁手の失策も重なり早くも2失点。
 その裏、2死一、三塁で四番、星涼太(3年)の適時左中間二塁打でアッサリと同点とし背番号11を付けた小林を盛り立てた。2回以降、抜群の制球を武器に5奪三振と危なげなかった小林だったが打線なかなかつながらず同点とはしたものの初回に奪われた先取点が王者の前にプレッシャーとなって重くのしかかっていた。
 6回、2死となりながらもこの日、二塁打を放っている伊藤太洋(3年)が中前打。伊藤の二盗と四球で一、二塁。今春から中堅手にコンバートされ打順も九番と昨季からはやや格落ちの感が否めない小林央人(3年)がスライダーをとらえ逆転の中前打。中越が中盤ようやく逆転に成功した。「小林の高校初登板を記念してやりたかった」という小林央の意地の一打が王者のプライドに火をつけ8回には一死から三塁打を含む長短5安打で一挙6点。中越が貫禄のコールド発進で今季のスタートを切った。

(高校初先発。五回まで7奪三振と好投した左腕小林涼)
 ▽中越地区2回戦 (見附)
三条 200 000 00|2
中越 200 001 06|9
     (8回コールド)
(三)小柳、吉田ー荒井
(中)小林涼、東条ー白川
 ▽三塁打=小坂井(中)▽二塁打=吉田(三)星、渕岡、伊藤、石田(中)