小説「光る砂漠」−夭折の詩人矢澤宰の生涯ー 三條結核病院小児病棟の大部屋 宰がこれから入院生活を送る大部屋の病室に入って行く。部屋の6人とは養護学校で顔なじみだが、うれしさがこみあげてひょうきんな表情の宰だった。「皆さんごめんください。今日か…
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