がおかドキドキ通信


 中越初戦○発進!
7回 怒とうの大逆転

(7回、2死満塁。東条の右越え満塁本塁打でこの回、一挙6点を挙げ喜びあう中越ナイン)
来春のセンバツ出場につながる第121回北信越地区高校野球が17日、石川県立野球場などでプレーボール。新潟県大会でVに輝き今春から2季節で本大会に出場した中越は福井3位の科学技術と対戦。4点を先行されたものの6回、1死から4番、星涼太(2年)の中前打を足がかりに連打と投手で9番の東条将樹(2年)の右中間二塁打で4点を加点。7回、1死から3四死球満塁で今度は東条の右越えの満塁本塁打などで一挙6点で逆転。10-5で科学技術を下し2回戦に進出。きょう18日、高岡商(富山1位)と対戦する。

(満塁本塁打を放ち本塁に滑り込む東条)
逆転で大量5点をリード。この日のヒーロー東条が投げた打球は6-3とつながり試合終了。苦しみながらも中越が県チャンプの意地を見せつけた。
 6回まで4点先行。その裏、ようやく同点に追いついたものの7回、二塁打と内野安打などで再びリードを許した。秋雨前線も晴れて再びお日様ものぞき勝利の女神がグラウンドに降りてきたその裏、2点を加点。2死から3四死球で満塁。絶好の好機に「投手だが期待のもてる打者」と本田仁哉(33)のいう東条が今度は走者一掃の右越えのランニング本塁打で4点を追加。中越が終盤、7安打で逆転。加賀百万石の地、弁慶スタジアムに校歌「雪深し」を奏でた。「4点をリードされてもう捨てるものはないと開き直りました」という本田監督。アウトカウントの間違いや失策4ながらも勝利の女神はこの日も中越に微笑んだ。
▽1回戦 (小松・弁慶)
科学技術(福井3位)
200 002 100|5
000 004 60X|10
中越
 (科)堤、斉川-田中
 (中)小林弘、東条-白川
 本=東条(中)▽三塁打=清水(科)▽二塁打=佐竹2(科)平石、東条(中)