ながおかドキドキ通信


    安打数では互角
     中越大阪桐蔭に惜敗

【6回、8番東條の右中間二塁打で一塁から生還、小躍りしながら白川②とハイタッチに行く小坂井(右)。後方は次打者のPH石田】
 大阪桐蔭を迎えて第43回長岡市招待野球が12日から悠久山球場で開幕。13日は中越と対戦。序盤1点をリードされた中越だったが6回、敵失を足がかりに2死一、三塁で8番、東條将樹(3年)の右中間二塁打で2-1と一時は逆転したが強打の桐蔭に2-5と惜敗した。
 桐蔭は前日、長岡大手を4-0、帝京長岡を8-0で下し「負けない野球」を長岡市民に見せつけていた。長岡市内のチームで今夏、最も甲子園出場の可能性のあるチームの評価を得ている中越。夏の大会まで残り1カ月を切り、全国ブランドのチームを相手にどんな試合を展開するかがスタンドを埋めた観衆の関心事だった。
 「全国レベルのチームだったので緊張した」という中越エース、東條は初回、失策から2死二、三塁で適時右前打で1失点。2回以降5回までは被安打2、1四球で無失点と強打の桐蔭をほぼ完璧に抑えた。6回には敵失を足がかりに2死一、三塁の場面で右中間に逆転打となる二塁打を放ちこの日も自ら釤東條デー釤を演出した。初回からフルパワーの東條だったが6回に二塁打2本で1失点。疲れの見えた7回には二塁打死球三塁打で3失点とマウンドを左腕、小林弘明(3年)に託した。
 安打数は全国強豪チームと互角の9安打。走塁と守備に課題は残ったが「春の県大会でコールド負けを喫した時からは確実にチーム力は上がって来ています」と本田仁哉監督(33)は7年ぶり9回目の甲子園出場に手ごたえを感じとっていた。

 ▽招待試合 (悠久山)
中  越 000 002 000 |2
大阪桐蔭 100 001 30X |5
(中)東條、小林弘ー白川
 (大)山中ー江村
 ▽三塁打=河原(大)▽二塁打=江村、山中(大)白川、東條(中)