ながおかドキドキ通信


    長岡向陵1回戦敗退・・・
       全国高校野球新潟大会

【向陵打線を散発4安打で完封。背番号2をつけた川西先発投手、片桐】
 全国高校野球新潟大会が10日から開幕。11日は1回戦16試合を行った。悠久山球場では92年の覇者、長岡向陵が登場。部員不足などで春の大会を欠場した川西と対戦。背番号2をつけた急造投手、片桐徳也(2年)の前に散発4安打に抑えられ0-2の完封負けで早くも姿を消した。
 2点をリードされた最終回の攻撃。三塁ベンチ前で竹田大作監督を中心にあと1回の攻撃にすべてを託すナインらが必死の形相で円陣を組んだ。先発投手としてマウンドに上がった瀧澤北斗(3年)が意地の左前打。1番、大関竜慈(3年)は右飛で1死。齊藤祐真(3年)は二直。4-3と球は渡って試合終了。3年生2人を含む部員数わずか14人の川西ナインの喜び勇んだ姿がダイヤモンド内を覆った。
 川西、先発投手の片桐は元々は捕手。大会前の練習でエースの櫃間楓(3年)がキャッチボールで顔面に球を当て故障というアクシデントに見舞われた。この日、片桐は、想定外の先発マウンドだった。「3回まで緊張で足が震えていた」というがそんな緊張もなんのその初回、3人をすべて空振りの三振に仕留めるという鮮烈マウンドだった。8回には無死三塁の場面で適時中前打を放ち貴重な2点目に貢献。投打にわたって活躍した。チームは今季、公式戦初試合。甲子園出場経験のある向陵を相手に堂々の完封勝ち。一塁側スタンドを埋めた約100人の川西応援団は喜びを大爆発させていた。
 
 ▽1回戦 (悠久山)
川  西 000|000|020|2
長岡向陵 000|000|000|0
(川)片桐-村山
 (長)瀧澤、吉村、笹井、阿部、瀧澤-渡邉俊
 ▽二塁打=櫃間、山岸(川)番場(長)