ながおかドキドキ通信


    延長11回長岡がサヨナラ勝ち!
        市内リーグ、シード決めトーナメントで中越を撃破

【延長11回、1死二塁。長岡の4番、韮澤のサヨナラ中越え打で二塁から高見④が小躍りしながらホームを踏む】 
 今夏の甲子園興南(沖縄)が東海大相模を下して県民待望の深紅の優勝旗を沖縄に持ち帰った。長岡市内ではセンバツを目指した秋の大会の予備選ともいえる市内リーグが開幕。22日にはブロック2位の長岡とブロック1位の中越がシード権を決めるトーナメント戦を中越高グラウンドで行った。新チーム発足でお互い攻守に拙さが目立った試合展開となったが長岡は延長11回、1死二塁、主将で4番の韮澤光太郎(2年)がサヨナラ中越え打。10-9で中越を下し秋の大会のシード権を獲得した。
 長岡市内の雄、中越にとっては予想だにしなかった試合だった。今夏もベンチ入りしている左腕小林洸大(2年)がエースの称号、背番号1を付けて登板。4回を投げて被安打1、三振5とほぼ完璧の投球内容でマウンドを降りた。8回を終えて9-5と中越がリード。誰の目にも勝利は明らかだった・・・。
 ブロックのリーグ戦では長岡大手に2-15(6回コールド)の大敗を喫している長岡だったがこの日は9回、3人の投手から長短4連打で4点を挙げ同点に追いつき勝利への並々ならぬ執念を見せた。にわかに勢いづく長岡ベンチ。延長11回、一塁から再びマウンドに戻った星拓矢(1年)から主将の韮澤が「オレに続け」とばかりにこれまで不振のチーム状況を一新するかのような意地の一打はグングン伸びてサヨナラの中越え打。二塁から高見輝(1年)が小躍りして本塁を踏んだ。ひょっとしたらあの強い釤長高釤復活につながるかもしれない貴重なサヨナラの一打を放った韮澤は「リーグ戦の長岡大手戦では自滅から大敗した。今日は最後まで諦めなかった。これからチームも勢いづくハズ」とセンバツ出場への序章ともいうべき秋の大会シード権獲得で暑い夏をさらにヒートアップさせていた。
 ▽シード決定戦
 中越 000|230|220|00|9
長岡 000|020|304|01|10
    (延長11回) 
(中)小林、星、鈴木、高橋、星-神田
(長)野口、戸内、高橋-丸山
 本=永井(中)▽三塁打=八峠、野口、高野(長)▽二塁打=永井、八峠2斉藤2井口(中)韮澤(長)