ながおかドキドキ通信


  「夢に向かってチャレンジすることが大切」
    県スプリント選手権交流会「北島康介と語ろう」

【レース前の交流会で集まったチビッ子の質問に答える北島】
 競泳の第15回県スプリント選手権が28日、県立長岡室内総合プールで開かれ、県外A招待選手で平泳ぎ世界初の五輪2大会2種目を制したあの北島康介(日本コカ・コーラ)が来岡。レース前のひとときを市内の小学生約50人を前に夢に向かってチャレンジする大切さを熱弁した。
 鍛えられまったくムダのない体を赤色のトレーニングウェアに身を包んだ北島。水泳を始めた4歳から現在の米国での生活までをスライドを使ってシドニー五輪から北京まで五輪3大会に出場した夢のサクセスストーリーをチビッ子、保護者ら約100人に語った。小学校3年生で平泳ぎで全国3位となり「オリンピック選手はカッコいい」と思い始めて17歳の時、シドニー五輪に初出場。「夢は叶った」と感じ、さらにそこからテンションを上げて世界初の五輪2大会2種目金メダルという快挙をなしとげた北島伝説に参加者らは真剣に聞き入った。
 アテネ五輪時の「チョー気持ちいい」という発言がその年の流行語大賞にもなった北島語録。集まったチビッ子らはその北島語録すら知らない世代。「僕は、剣道をやっていますが勉強と剣道の両立が上手くできません。どうしたらいいのですか・・・」と参加者のトップを切って世界の北島に直あたりの質問を浴びせた山田詞之助(やまだ・うたのすけ)君=川崎小4年。「それは言い訳をつくっているみたいですね。僕は小学生だった時でも毎日、午後8時までプールで泳いでそれから塾に行って帰ってくるのはいつも11時頃でしたよ」と的確なアドバイス。「世界の北島さんから回答をもらったので心を入れ替えて剣道と勉強に頑張ります」と山田君はこれからの生活に自信を深めていた。

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