ながおかドキドキ通信


  小説「光る砂漠」−夭折の詩人矢澤宰の生涯ー
   小児病棟、大部屋の病室
 ようやく引越しも片付いてホッとする宰とだ大部屋の子どもら。
「これで引越しも片付いたわ。宰君、今日からここで生活するんだね。今度は一人じゃないし、中学3年で年頭なんだから小さい子の面度も見んばね」とゆき。「わかってますて」と明るく答える宰。やがて吉住先生が部屋に入ってくる。「引越しはもう片付いたね」と吉住先生。「ここの病室の皆が手伝ってくれたのですぐに終えたのです」と宰。「それは良かった。宰君、個室にはまだ病気が良くならないんで君のように大部屋に移れない子どももま大勢いるんだよ。そういうことを考えてあまり有頂天になったちゃだめだよ」と吉住先生は宰を諭すようにいう。「はい、先生」と宰。「ならいいんだよ。それとここには君より年下ま子どもばりだからこれからは君が色々と面倒を見なくてはね」と吉住先生。「はい。それも覚悟しています」と宰。やがて吉住先生とゆきは大部屋を出てゆく。大部屋や自分より幼いこどもらと楽しそうに会話する宰だった。

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