ながおかドキドキ通信

　　　　　　元秘書の葬儀に１３０人が参列

【葬儀を終え、位牌、遺影を抱いて車に乗り込む本間家親族】
　３０日、うっ血性心不全のため亡くなった田中角栄元首相の地元秘書、本間幸一さん本名・昴一（８８）の葬儀が２日、セレモニーホール長岡会堂＝長岡市南町で行われ森民夫市長（６２）や本間さんゆかりの約１３０人が参列。最後のお別れを行った。
　１９４６年（昭２１）、戦後第１回の総選挙から元首相の秘書として政治に関わった本間さん。くしくもこの日は、東日本大震災後の対応などをめぐって与野党から批判を浴びている管政権に対する内閣不信任決議案を自民党、公明党などが衆議院に提出。採決が行われるという政局の最大の焦点の日。参列した田中直紀参議院議員（７０）は「こういう日に旅たたれるとはめぐり合わせを感じます・・・」と本間さんと政治の関わりの深さを話していた。
　前日の通夜には県内の政界関係者らも含め約２００人が参列。注目の田中真紀子衆議院議員（６７）は、採決の衆議院本会議を欠席。今後の成り行きが注目されるが支持者らからは「前日（１日）の通夜の席では訳の分からぬ話を延々と話し都内で決議案をめぐっての会合があるといってそそくさと帰っていった。一体何をかんがえているのやら」と本会議の欠席をいぶかしがっていた。
　一時期、真紀子議員の公設秘書も務めていたこともある本間さん。越山会隆盛の頃は、同会の国家老として公証９万人ともいわれた新潟３区の会員を電話一本で動かし元首相を圧倒的なトップ当選に導いていた。政治をはじめさまさ゜まなことにも筋を通すことを貫いてた。今はもう「釈志昴」となられたが国民不在の政治のドタバタ劇にあの世でもきっと嘆いておられることだろう。>