遥かなる昭和
気がつけばもうすぐ還暦
振り返れば色々なことがあった人生だった
高速道路 新幹線と
真夏の太陽のようにギラギラと日本は輝いていた
団塊の世代ではないが
ギターを抱えて自己主張もした
ほのかな思いを募らせたあの娘は
未来のエリートと結婚してしまった
公害 性犯罪
それでも日本はまだ輝いていた
山が揺れた 海も荒れた
住んでた町は一瞬に無くなった
親を亡くした童
一人ぼっちになってしまったおばあちゃん
人が作った原発という悪魔の玩具の暴走に
人々の心は怖れおののいている
沈まぬ太陽を見ていた 日の本の国は
一体これから何処へゆこうとしているのだろうか・・・