回転木馬
朽ち果てた小さな遊園地
ブランコ シーソーに混じり壊れた回転木馬があった
どれだけ人を楽しませただろうか
壊れた回転木馬の目から涙が流れているようだった
幼稚園の遠足で初めて来た遊園地
回転木馬に乗りたくて先を競ったけ
この世に生きとし生ける物には限りがある
オイラだって明日は棺に収まっているかもしれない
回転木馬を見たらまた涙のようなものが光っていた
人に命があるように物にも命がある
未来永劫朽ち果てない命はあるのだろうか
歴史は魂のリレーで語り継がれている
朽ち果てた小さな遊園地
取り壊されるだろう回転木馬は何処へいってしまうのだろうか・・・