ながおかドキドキ通信

 生命の根源とは・・・

 この世に生きとし生ける物には必ず生命というものが宿っているはずだ。
 人間というやつは、この地球上にある生命を殺傷してそしてそれを食べて生きている。だからこそ食事時に「いただきます」と手を合わせるのだ。それは植物であれ動物であれ、そこに宿る生命というものを「いただいて」いるからこそ「いただきます」となるのだ。
 先日、コンビニに買い物に行ったら、トンデモなく沢山のオニギリや弁当が廃棄処分のバスケットに入っていた。オイラは「モッタイナイ」と思ったので「これは捨てるのですか」と聞いた。本当はその弁当やオニギリをタダで手に入れようというチンケな考えがよぎったからだった。店主は「悪いけどこれはあげられない。もしアナタにやって食中毒にでもなられたとしたら、本部からこの店は潰されてしまいます」という返事。
 文明の力で冷蔵庫が出現してからというもの冷凍保存などという技術が発達して四季を問わず旬の食物がいながらにして食べられる時代となった。57歳、バツ1となったオイラなんて半年前に仕込んだカレーをモッタイナイと思うからイヤでも食べている。それはオイラが作った拙いカレーの中にもニンジンや玉ネギ、ジャガイモと確かな生命が宿っていると思うからだ。
 コンビニを出る時、店主がいみじくも言った「こんなことをしていたらきっとバチが当たります」と。そのフレーズが何だかとても重い言葉としてオイラの心の中にズッシリと宿っている。