ながおかドキドキ通信


 3度目の正直はなかった・・・?
  医師の診断でヒヤヒヤドキドキ
 オイラの勤務する職場で10月に健康診断があった。その診断結果が11月に送られて来た。オイラは60歳を約2年後に控えた年齢だ。そのオイラは高血圧と糖尿病の気があり、医師の診断結果までではなくとも自己申告で健康診断後を報告せよという職場の命令だった。
 オイラは、10年前に胃ガンが発見されてその時、胃の3分2を切り取り第1発目のガンの脅威から逃れた。「ヤレヤレ」と思っていたらその5年後、再び2発目のガン細胞という脅威が襲った。2回もオイラの体に巣を食ったガン細胞というやつも恐らく「この男の体の細胞はもう諦めよう」と思ってくれたと信じていた。
 ところが先の健康診断の結果に納得がいかなかったので病院に診断を仰いだ。かかりつけの医師は高血圧も糖尿病の気も問題はない。けれどももっと問題は半年前からすい臓の腫瘍マーカーの数値が上昇しているから血液検査をしなさいということだった。腫瘍マーカーとは血液を採取して消化器系、肝臓、すい臓などと細かく分類して腫瘍=ガンが取り付いているかどうか調べる検査のこと。確かにオイラのすい臓の数値は半年前からシ悪かった。今回の検査で腫瘍マーカーの数値は、またまた悪く医師は「すい臓に何かある。すぐにCT検査をしなさい」と3度目のガンが取り付いているような口調だった。3度目のガンにも等しい宣告を受けて直ちにCT検査など受ける気にならず後日にすることにした。
 月も変わった12月のとある日、意を決してCT検査を受けた。その日も「明日、検査の結果が悪ければ即刻、入院させられるのだろうな」と思ったので前日は、しこたま酒を飲んだ。翌日は、ほぼ二日酔い気味だった。そして検査の結果、写真には何も写ってなく医師は「オカシイ、オカシイ」を連発した。3度目のガンにも等しい宣告を受けていたオイラはアタマにきたので「オカシイの先生でしょ」といった。そして医師は「どうして何もないのですか」とオイラに聞いてきた。ますます頭に血が昇ったオイラは「それを調べるのがアナタの仕事でしょ」といい放った。もう何をかいわんやであった。
 医師は「この写真をレントゲン医師からもっともっと詳しく見てもらって異常があったらすぐに電話しますからね」といったので「レントゲン医師から虫メガネでも顕微鏡でも何でも使って見てください」と捨て台詞を吐いた。そしてオイラより歳の若い医師に「世の中には科学だけで解明できないことがあるのですよ」と諭すようにいった。
 検査費用は約12,000円也。仕事は休んで行ったのに・・・。黒字か赤字か分からないが暇を持て余している某市立病院にオイラは2度の開腹手術で100万円以上は釤支援釤している。一体オイラは何時までこの病院を支援すればいいのだろうか・・・。