ながおかドキドキ通信


  謹賀新年
   さい銭にも不況のしわ寄せが・・・

(浅草寺に続く仲見世通り元旦の朝)
 昨年末から東京に滞在していた。本当の狙いは、浅草寺も含めて5個もあったお守りをどう処分していいか分からず困って浅草寺で焼却してもらおうと考えたからだった。5個もあったお守りなんてオカシイと思うだろう。離婚、会社から追放といいことのなかったオイラの身を心配した親戚や友だちがくれたのがたまって5個になってしまったからだった。中には道で拾ったのもあったけ。
 オイラは上京すると宿はいつも浅草にしている。以前は皇居前のホテルだったがバブルがハジケテ大好きだった旧館がなくなってしまった。それ以後は浅草にしている。今回の上京で泊まったのは低価格で観音様のすぐ脇で地下鉄「浅草」から徒歩1分という利便性のいいホテル。オイラのことは従業員は皆、知っていてことのほか親切ていねいだった。
 2010年1月1日、身はともかく心を粛然とさせて観音様に初詣と洒落込んだ。4年前、高校サッカーの取材の折の元旦の夜、初詣に出かけたら仲見世で約1時間待っててようやく本堂にたどり着き参拝したことがあった。今年もまた待たされるのだろうと思って出かけたら、意外にも待ち時間はなくスンナリと参拝できた。本堂を修理しているということもあったかも知れないが、それにしても少なすぎる。きっと庶民の懐具合もこの不況でもう限界なのかもしれない・・・。そんな想像もできた。
 昨年の流行語大賞は「政権交代」だった。期待はしてなかったが、それにしても迷走して今や墜落しそうな民主党政権。なけなしのさい銭を投げるオイラのような庶民の気持ちを本当に理解しているのだろうか。ママからもらった金にかかった贈与税をイッキに6億も平気で支払うご仁に、さい銭を100円にしようか10円にケチろうか、ご縁があるように5円にしようかなどと財布を見ながら考えている庶民の気持ちなど到底理解できないだろう。