ながおかドキドキ通信


  雪の中のアツ〜イ戦い
   さくらテニスガーデンオールナイトテニス

(Aブロックで初優勝した宮内【左】と猪口)
居座り続ける寒気団。雪国特有のクラ〜イ気分になりそうだが16日から17日にかけてさくらテニスガーデン(長岡市高瀬町)で恒例のオールナイトテニス大会が行われた。6組が出場した上級者Aブロックは初めてペアを組んだ宮内進(42)、猪口美紀(34)組が初優勝した。
 試合開始は午後9時半。降り止まぬ雪は新たに約20㌢は積もったただろうか。今季のオールナイト大会ツアー初戦。さくらテニスガーデンは雪をも溶かすほど試合はヒートァップした。日付も17日に変わった午前0時半、今季のツアー初戦の決勝が開始となった。「ペアを組んだのはレッスン日が同じ日だったから」という宮内、猪口組。対戦する斉藤洋志、福田宏組はともに20代だがジュニア時代も含めキャリアは歴戦の勇者だ。何よりも持ち前の若さでは宮内、猪口組を圧倒していた。
 序盤、斉藤、福田組はその若さとパワーにものをいわせてリードを奪う。ともに社会人となってからテニスを始めたという宮内、猪口組だったが斉藤、福田組に対して粘り強く球を拾い続けた。3-3で迎えた7G目。次第にミスを連発する相手からリードを奪った宮内、猪口組。「硬式を始めてからまだ6年」という猪口だったが若さの斉藤、福田組が打ち込むライン際の球も「硬式の前はソフトテニスをやっていた」という華麗なフットワークでしのぎベテランの妙技を見せつけた。
 5-4で迎えた10G。相手はプレーの歯車が狂いすでに戦意喪失。猪口が返した球をレシーブミス。6-4で宮内、猪口のアラフォー組が若さの斉藤、福田組を凌駕して今季ツアー初戦をペア初Vで飾った。2人はこれで各々20ポイントをゲット。真冬の約4時間の熱戦を制して「2月の第2戦もモチロン出場します」と宮内は連勝へ向け意気も揚々だった。
 ▽Aブロック決勝
 宮内 進 6-4 斉藤 洋志
 猪口美紀   福田  宏
 ▽Bブロック決勝
 小林克年 6-1 関 将成
 石黒満子   杉本万緒

(Bブロックで優勝した石黒【手前】と小林)