ながおかドキドキ通信


  288本のローソクが灯す冬の風物詩
    阪之上小「雪灯篭」

(グラウンドに並んだ雪灯篭)
気象庁の発表では27日は、3月上旬の気温だった。そんな小春日和の夕方、市立阪之上小の雪に覆われたグラウンドは幽玄な世界と化した。
 同校恒例の「雪まつり」のプレイベントでグランド一面には288個の雪灯篭が出現。全校生徒267人が午前中にバケツを利用して作った雪灯篭に午後5時半、ローソクに火が灯されると暗い雪原にほのぼのとした明かりが訪れた人を幽玄でメルヘンチックな「阪之上ワールド」にいざなった。グランド北側の斜面には「140 THANKS(感謝)」と形づくられたローソクの灯文字がさらに雪灯篭からもれるローソクの明かりの意味を引き立たせていた。
 中越地震後から始まったといわれている雪灯篭。たおやかに満ちた灯は厳冬の長岡に「冬の風物詩」として親しまれている。