ながおかドキドキ通信


   高学年は小川(山古志小)が初栄冠!!
     市民かるた大会(栃尾文化センター)
 「ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ」(紀 友則)など平安時代の雅な世界を今に伝える第2回長岡市民かるた大会が28日、栃尾文化センターで行われた。12人が出場した小学生高学年の部では小川藍(山古志小5年)が星野文香(同6年)を抑えて初優勝を飾った。

(3試合めとなる決勝戦を制してホッとした表情を見せた小川)
 今月6日に市民体育館で行われた「5色百人一首県大会」では5年生ながら準Vに輝いているなど実力は折り紙付きの小川。決勝では4試合目でやや疲れも見えた上級生の星野の間隙をついた。
 序盤は星野が上級生の面目を保ってややリード。終盤、お互いに5枚の札が残ると畳の上で熱きバトルが展開となった。上の句から下の句が読み上げられた瞬間、小川の右手が札を押さえてリードすれば星野も負けじと札を奪うデットヒート。最後は小川の残り札が2枚、星野が3枚となったところで試合終了。まだ5年生の小川が25人が出場した県大会で準優勝した実力を見事に見せつけた。
 小川、星野の通う山古志小では昨年4月に近藤蘭子校長が赴任。その時から校内では百人一首のかるたが山の学校の行事となった。「朝、授業の始まる前とお昼休みには皆やっています」と今や校内の釤和歌ブーム釤を話す星野。決勝を戦った2人は山古志小の低学年の仲間とともに7人で山を越えてはるばる栃尾の大会まで出張って出場した。
 「私は一人っ子なので家に帰ってから1人で下の句を持って上の句を声を出していうように練習しています」と小川は在宅練習も怠らなかった。4月からは最高学年。「来年は県大会で優勝したいです」と釤黄金の右手釤に優勝カップと左手には記念の盾を手に次なる大会での活躍を誓っていた。
 ●残念!星野ブラザーズ
   ○・・・低学年の部を制したのは、高学年の部で決勝まで進出した星野文香の弟の勝海(同小3年)。低学年とは思われない立派な体格で一般も含め28人が出場した中で元気も№1。表彰式で名前を呼ばれて「ハイ!}と大きな声で元気よく答えた姿は会場をさらに和やかな雰囲気に包んでいた。
 【成績】▽小学生高学年①小川藍(山古志)②星野文香(同)③鈴木航拓(与板)▽同低学年①星野勝海(山古志)②高橋堅人(栃尾南)③上野真吾(同)▽中学生一般①樺沢織江(鉢伏町)②剣持明子(西千手)③佐藤君子(北荷頃)

(老若男女28人が平安の雅の世界に挑んだ)