ながおかドキドキ通信


   長岡市消防本部が完成
     見学会に2000人の市民

(真っ赤な制服をまとった長岡市消防音楽隊が見学会に訪れた市民を出迎えた)
 長岡市が旧JR南長岡駅操車場跡地の防災シビックコア地区に建設を進めていた長岡市消防本部が1日から業務を開始。4日には完成した施設の見学会が行われ市民約2000人が訪れた。
 敷地面積8640・82平方㍍の中に鉄筋コンリート4階建ての庁舎棟と鉄骨平屋建ての車庫、倉庫棟が完成した。見学会は春のそよ風も心地いい午後1時から開始。庁舎棟前では、真っ赤な上着をまとった同市消防音楽隊が「春の歌メドレー」などを奏で市民を出迎えた。
 完成した庁舎棟のご自慢は地下に施された「基礎免震構造」。最大震度7を記録した中越地震を教訓に建設された庁舎は同地震かそれ以上の地震にも耐ええる免震構造を採用。地上4階のビルディングを中越地震並の災害が強襲しても耐えられる直径約70㌢のアイソレーター(揺れを吸収して地上の建物に伝えなくするもの)さらには柱の揺れを吸収する車のショックアブソーバーにも等しいオイルダンパーが完備されている釤超災害的建物釤。
 隣接する市民防災公園の整備に市は今年度2億5407万円の予算を計上。完成すれば100立方㍍の飲料水、防火水槽を蓄えられる広域避難場所としての機能を有する屈指の公園がお目見えすることになっている。
(消防本部庁舎棟の柱に施された【オイルダンパー】の巨大なショックアブソーバー)
  <防災シビックコア地区>
  国と市町村が連携し官庁施設を核としながら賑わいとうるおいのある地区を形成することを目的としている。旧JR南長岡駅操車場跡地には中越地震を教訓に都市の防災機能を高めることを目的に整備の進められている同コアは完成すれば消防庁舎の隣には避難所も兼ねる市民防災センター、地下には100立方㍍の貯水槽を持った市民防災公園と「三位一体」となった長岡市民自慢の防災施設となる。