ながおかドキドキ通信


  海老蔵暴行事件
            その2
昨日(7日)夜、今や国民的関心事を一身に集めている市川海老蔵が六本木・西麻布で暴行されたという事件に絡んで所属の松竹とともに突然、記者会見を行った。それまでほとんど報道していなかった某国営放送も9時のニュース枠で報道していた。テレビでその模様を見ていたオイラは海老蔵のメディア各社の質問に堂々として何一つ事件の核心に触れない回答ぶりに「役者やのう」と恐れ入った。さすが歌舞伎界のプリンスで市川家宗家の御曹司。巷間いわれている「歌舞伎役者として100年に一度出るかでないかの逸材」という評価はあたっていると感じた。
 売りの一つの大きな目の左目は視線が定まらなく赤みがあり事件の生々しさをものがたっていた。それだけに国民の関心事を呼ぶにふさわしい演出だった。なにしろ観客の我々国民の木戸銭はタダ。これだけ情報を共有できる話題は最近なかっただけにさすがは名歌舞伎役者、海老蔵クンといわねばなるまい。今後、事件の真相は警視庁捜査一課の手によって次第に明らかとなってくるだろうから木戸銭を払わない我々庶民の観客は嬉々としてその報道を待っている。。
 そもそも歌舞伎のルーツは江戸時代の始め、橋の下で生活していた「出雲阿国」という得体の知れない女性が奇抜な舞を披露して銭をとっていたことから始まったといわれている。そのことから芸能人を今もって「河原乞食」とやゆするのもそこから来ている。一般庶民と違った行動をする人を「歌舞伎モノ」といってあざ笑ったりしていた。まあ歌舞伎役者なんてその程度のものだ。
 先日、とある講演会で精神科医和田秀樹氏が海老蔵のことを「アルコール依存症」と断言していた。いいではないか。所詮、河原乞食。木戸銭を払わないでこんなに面白い芝居を演じてくれる役者の海老蔵クン。一般社会人と同じ常識人だったら面白くないゾ。
 長岡にもそろそろ初雪が降る頃だ。海老蔵が長岡で飲んで大暴れ。新雪の雪を血に染める「実録 殿町決闘編」を演じてくれればオイラが後世に残る名シナリオを書いてやるぞ。どうだ海老蔵クンやってみる気はないかナ・・・。

http://www.h7.dion.ne.jp/~kousya/
http://www.ac-koshiji.com/