ながおかドキドキ通信

　　東日本大震災　広がる被害
長岡婦人水泳ク24時間リレー中止!!

【今月限りで閉館する青少年文化センターの屋内プール】
　11に発生した東日本大震災。12日には、東京電力福島第1号原発1号機が爆発。続々と被害は広がっている。気象庁は13日、地震の大きさを示すマグニチュードを8・8から9・0に修正を発表。死傷者など被害の全容もほとんどつかめず未曾有の災害の様相を見せている。地震発生の翌日からは週末。長岡市内では12、13日と予定されていたイベントはほとんど中止となった。今月末で41年の歴史に幕を降ろす青少年文化センター屋内温水プールで長岡家庭婦人水泳クラブが16日から17日に予定していた24時間リレー水泳もこうした地震の被害をおもんばかって中止となった。
　東日本大震災の余震が続いた12日未明の午前3時59分、今度は県境の長野県栄村を震源地とする地震が発生。長岡市内も震度3の激震が襲った。中越地震では市民体育館、悠久山球場など市のスポーツ施設は相次いで被災。その後しばらくは使用出来ない状態が続いていた。今地震では市の各施設は今のところ東日本大震災、12日の地震の影響はまったくないが、予想もつかない被害となることが確実な被災地をおもんばかってか長岡家庭婦人水泳クラブの24時間リレー水泳は中止された。プールそのものは地震の影響はほとんどなく「21、26日のさよなら温水プール無料開放にはまったく問題はない」(青少年文化センター)と閉館のイベントは予定通り行われる。家庭婦人クラブが予定していた24時間リレー水泳は、同プールを会場に市が泳げない人を対象に開いた水泳教室で育った同クラブの会員らが閉館するプールへのお別れを意味するラストイベントだった。
　いまだに続く余震とイベント当日は、100人以上の人が集合することと、さらには24時間というロングランのイベントから「途中で余震が襲い不慮の事故でもあったら」という同クラブの判断で中止を決断した。助っ人としてリレーに参加しようとしていた人からは「久しぶりに文化センターのプールで泳げると思っていただけに残念」といった声も聞かれたが今後も予断を許さない状況に「転ばぬ先の杖」と納得する人もいた。