ながおかドキドキ通信


震災に負けずハツラツプレー
               会津(福島)が中越と今季初の練習試合

【9回、会津4番、神田が左翼越えソロ本塁打を放ち勢いづく会津ベンチ】
 3・11東日本大震災から3週間、地震それに続く津波の影響から発電所が炎上。今だに故障が解決していない東京電力福島原発放射能という見えざる敵から同原発が立地している地域から住民は避難を余儀なくされ、避難所は福島県内だけでなく長岡市南相馬市から約800人が南部体育館などに身を寄せている。そんな中で学校も避難所となりながらも夏を目指した練習を開始した会津。3日、中越高グラウンドで中越と今季初の練習試合を行った。
 「会津市内は道路に裂け目が入ったり建物にヒビが入った程度で目だった被害はありません。学校は避難所となり、いわき市などから約100人が避難所生活を送っています」と鈴木光主将(3年)。会津にとって中越との対戦は3年越しの恋が実った格好。大雪、地震の影響からチームを取り巻く環境は約1カ月は遅れているという。会津は久しぶりの試合ということからか中越、先発投手、須藤有哉(2年)の球を早いカウントから打って出て3回まで1安打。4回には1死から二塁打セーフティーバントスクイズを成功させて1-1の同点に追いつく健闘も見せた。終盤には中越3番手投手、星拓矢(2年)から本塁打三塁打などを放ち2点差まで詰め寄ったが3-5万事休す。震災の影響をものともせずはるばる長岡まで遠征。災害を感じさせないハツラツプレーに中越ベンチからも惜しみない拍手が送られていた。「中越は塁に出ると必ず走者を進塁させる打撃をしてきた。ウチはチームバッティングがまだ出来ていなかった」と鈴木は今季初の練習試合をこう振り返っていた。

 ▽練習試合

 会 津|000|100|011|3
中 越|100|030|10X|5
(会)加藤、鈴木祐-物江
 (中)須藤、春日、星-志賀
 本=堀内(中)神田(会)▽三塁打=加藤(会)▽二塁打=堀内、斉藤(中)鈴木光、鈴木祐(会)>http://www.ac-koshiji.com/

http://www.h7.dion.ne.jp/~kousya/

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