ながおかドキドキ通信


     郷(ナガオカサッシ)2種目に入賞 !!
           新潟 実業団陸上
               
               【200㍍決勝で力走する郷】
  第41回新潟実業団陸上(兼国体県予選会)が20日長岡市陸上競技場で行われた。長岡市の数少ない男子社会人短距離選手の郷哲朗(25)=ナガオカサッシは100、200㍍に出場。11秒39で100㍍3位、200㍍は22秒99で2位。見事2種目で入賞を果たした。
 顔にはうっすらとヒゲをたくわえた郷が2種目の入賞を目指して100㍍決勝に挑んだ。8レーンから勢いよくスタートしたが中盤からスピードに乗れない。気温27度、湿度70%という梅雨期の大会。郷はこの日、予選、決勝を含め4本のレースを走った。自身、最後のレースとなった100㍍決勝を走り終えてトラックを後にした。「4本走るとさすがに疲れましたネ」という郷だったが2種目で入賞を果たしてか、どことなく安どの表情を見せた。
 これまでの選手生活では、国体、インターハイの出場経験はないが、密かに出場をねらっているのが今秋、新潟市で開催される全日本実業団大会だ。アップルスポーツCを経て社会人3年目。毎週火、木曜日には、工場での仕事が終えてから同じ短距離選手の高村純大(中越カントリー倶楽部)ら3人でレースの行われた長岡市陸上競技場で練習。長岡市内でやや層の薄い短距離選手の一翼を担っている貴重な存在。
 先月に行われた北陸実業団陸上ての成績はイマイチ芳しくなかったがこの日は、2種目入賞の好成績に梅雨空を釤ブッ跳ばす釤ような爽快さの笑顔を見せていた。
 <実業団男子>▽100㍍①小池優輝(セコム上信越)11秒19②渡辺祐哉(付属新潟中教)③新保祐希(アップルスポーツC)11秒39③郷哲朗(ナガオカサッシ)11秒39▽200㍍①福田洋平(新潟市開発公社)22秒84②郷哲朗(ナガオカサッシ)22秒99③鈴木貴裕(アップルスポーツC)▽400㍍①村山一茂(アップルスポーツC)58秒31▽800㍍①柳沼晋之介(アップルスポーツC)2分04秒50②島影政宏(同)③岩崎照儀(老健高田の郷)▽1500㍍①坂上和之(高田自衛隊)4分06秒81▽5000㍍①ワイナナ・ジョン(重川材木店)14分21秒33②川原崇徳(セキノ興産)③大島禎央(高田自衛隊)▽400㍍リレー①アップルスポーツC(大島圭恭、本間靖崇、土田拓人、江口祐太)43秒18=大会新▽110㍍ハードル①斎藤夏樹(刈羽中教)15秒26②小林典和(川治中教)▽3000㍍障害①三本健志(見附市消防本部)10分22秒32②亀井大善(救護施設名立園)③坂井幹(ガスト新潟五十嵐)▽5000㍍競歩①熊木一元(南魚沼市消防本部)22分16秒66②勝又裕之(同)③佐藤和之(日本海内航汽船)▽走り幅跳①山口義紀(新潟ビルサービス)7㍍18②前田瑞樹(アップルスポーツC)③中島真一(東北電力)▽走り高跳①川上匡士(ハート引越センター)2㍍10=大会新②堀智嗣(新潟市消防局)2㍍10=大会新③横尾努(南葉不動産)▽三段跳①佐藤稔(田上町体育協会)12㍍71▽棒高跳①金井貴宏(千田中教)4㍍30▽砲丸投 ①笛木尚(湯沢町役場)12㍍15▽円盤投①竹田眞宏(新潟信用金庫)42㍍26②封木隆介(県体育協会)③佐々木洵(新潟中央病院)▽やり投① 金山武志(MAXA・AC)51㍍25②佐藤勇次(新発田自衛隊)③長橋雅彦(理研機械)▽ハンマー投①横野哲朗(新潟翠高教)56㍍27=大会新②長康弘(タカムラ鶏園)
  <同女子>▽100㍍①上野由香利(エヌ・シイ・ティ)13秒90▽200㍍①古館梨奈(アップルスポーツC)27秒50②上野由香利(エヌ・シイ・ティ)▽800㍍①目黒真奈美(新潟アルビレックスRC)2分16秒48=大会新②青木紀詩子(同)2分16秒94=大会新③斉藤梓(同)▽3000㍍①木内裕貴(新潟アルビレックスRC)10分03秒19=大会新②下村愛(同)10分26秒12=大会新③宮沢愛海(アップルスポーツC)▽5000㍍①山口麻衣子(ヤマダ電機新潟)17分09秒12②石橋裕子(新潟アルビレックスRC)③安藤悠子(同)▽やり投大関千明(ルネサンス長岡)43㍍97=大会新

       こちらは2冠 ! 
        
        【74歳とは思えない豪快なフォームで力投する吉川】
 ○・・・実業団の大会と同時開催のマスターズ陸上。やり投げでアジア記録、日本記録を保持している吉川修(74)=長岡市は、今大会ハンマー投げやり投げの2種目に出場。午前中に行われたハンマー投げでは、年齢カテゴリーは別にしてマスターズ3人の出場選手中、トップの28㍍60を投げ込んだ。自身の持つ70歳の記録35㍍14にはおよばなかったが「60歳から始めた」という異種競技参入を感じさせない見事なフォームを披露した。「長岡市民体育館での筋力トレーニングも含めて週3回はスポーツ漬け」という鍛えられた厚い胸の肉体からは、まだまだはちきれんばかりの若さというオーラが漂っていた。
 <マスターズ>▽ハンマー投M70①吉川修(長岡)28㍍60▽同M75①金沢宏(長岡)27㍍85②柴野三郎(柏崎)27㍍10▽やり投M50①石川泰(弥彦)20㍍91▽同M55①建部猛(糸魚川)32㍍95②小浜安夫(佐渡)28㍍46▽同M60①石井彰(新潟)25㍍14▽同M65①羽鳥邦彦(上越)36㍍03▽同M70吉川修(長岡)40㍍05=大会新②木下隆一(佐渡)23㍍75▽同M75①金沢宏(長岡)15㍍91=大会新